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山はさだめ、さだめは虫
(20-21.X.2017)

参加者:かっきー、ハラミー、みみずく





気温があがるとともに、取れる虫が増えていく楽しい季節になりました。

今回の主な狙いはムモンベニカミキリとアカヘリミドリタマムシです!それに加えてコルリクワガタも探しました!

かっきー先輩にポイントまで連れて行ってもらい採集しました。






目的地への到着は23時頃。

まずは灯火をまわりました。


カミキリ


カワゲラ


外灯下の水たまりにハイイロゲンゴロウがいました。

まだ気温が低いからか灯火に飛来する虫はあまり多くはいませんでした。



灯火のあいまにコルリを探しに峠にも行きました。


ヤスデを食うハネカクシ

行った先は予想以上に季節の進みが早く、コルリの気配はすでにありませんでした。

 この日は翌日の山登りに備え睡眠をとりました。

まだ、このときは山の過酷さを知るよしもなかった……。








翌日

5:30頃
眠り眼をこすりながら、山を登る準備です。

そして、準備が完了したところで山を登り始めました。

そう、山です。

筆者は高尾山以外の山を知りませんでした。

山は過酷、それをまざまざと見せつけられました。

木の生い茂る道を抜けると、そこには急斜面が広がっていました。

登り始めるころは寒く、上着がなければ無理だろうと思っていましたが、

暑い。着ていられない。そして辛い。

休憩しながら登るも、ここでみみずくが体調不良のため下山することに。

彼の運ぶ荷物とここで一度交換すると、かなりの重さがありました。

体調不良の中、あれほどのものを運んでいたとは……。



山の途中では、


トゲアリ


ムネアカオオアリの女王


エゾアカヤマアリ

などと出会いました!



そして、過酷な道を乗り越えて山頂へとたどり着きました。

山頂には同業の方もいました。

なんと、この過酷な山を何度も登っているとのことです!

虫屋たるもの山登りは運命づけられているのでしょう(?)

頂上についた今、とにかく待ち続け来たらとるのみです。





しばらくすると、徐々に山頂に美しい蝶が舞い始めました。


ミヤマカラスアゲハ


ナミアゲハ


キアゲハ

ここで、ともに山頂で採集をしていた方がギフチョウを捕まえ、それをくださいました!!

ギフチョウ

ギフチョウの採集に参加したことなかったので初めて生体を観察できました!



蝶をとりつつ主目的のムモンベニとアカヘリミドリも探します。

ときおりそれらしき姿は見られますがなかなか捕まらない……

ちょいと休憩をしようとしたとき、ムモンベニが近くに!!

急いで網をふると、


ムモンベニカミキリ

ムモンベニの追加とアカヘリミドリを得るために採集を続けます。



いそうな場所をいったりきたり。

足元にはときどきハンミョウ


マガタマハンミョウ



しかし、追加もアカヘリミドリも得ることはできませんでした。

アカヘリミドリを採集できた方がいたので見せてもらうと、とても美しかったです。

とりたい気持ちはありましたが、ここで下山となりました。



下山中も落ち葉をふんだらそのまま滑って山肌を数メートル落ちるなど、いろいろなことがありました。

しかし、その過酷な道を通ってもまた再挑戦したいと思いました!








ところ変わってみみずくは、体調を回復させてから麓で虫を探していたようです。



橋を渡り、


森林浴をし、


カタクリを観察したようです。

虫は残念ながらあまりいなかったようです。








下山後、みみずくと合流して次は前夜と同じくユキグニコルリを を目指し次のポイントへ行きました。



まだまだ雪の残る山道を行きました。






そして、ついには雪で完全に道が遮断されてしまいました。

周囲にはフキやタラなどが生えています。



周辺の木の芽吹き方はいい感じ…

しかし残念ながらユキグニコルリはいませんでした。

昨晩とは逆に少し来る時期が少し早かったようです。



今回の採集はここまでにし、帰路につきました。

山の過酷さを痛感した採集でした。





THE END

by ハラミー





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